075-882-8012

昼: 11:30~14:00  夜: 17:30~22:30

定休日: 水曜日

この季節、この日、この場所でしか食べられない料理を

友釣りの天然鮎

美味しい鮎を釣る秘訣は友釣り。縄張りを持つ鮎の生態を利用し、美味しい苔(珪藻)がたくさん生えている良い縄張りを持つ鮎を狙います。子供の頃から川に入り鮎を知り尽くしているからこそ狙える天然の鮎。ほんまもんの美味しさは格別です。ひいひいおじいさんの代には献上鮎として御所へも納めていたと聞いています。
店が休みの日には、美味しいと言われる川へ釣りに出かけます。川ごとの鮎の食べ比べをしていただける日も!
美味しい鮎を食べに、是非当店へお越しください。

放流された魚ではなく、川で生まれ、川で育ったほんまもんの天然アマゴも一度食べていただきたい。他店では食べられない、その美味しさに驚かれるはずです。

カワハギやアマダイなど海の魚も。刺身、天ぷら、唐揚げ、煮付けなど、様々に調理します。

※店主自らが釣りに行きますのでご提供できない日も稀にございます。ご来店の際はご確認くださいませ。

季節の山菜と京野菜

春は山菜の季節。渓流釣りに山に入った時に、雪どけの時期はフキノトウ、それから葉わさび、こごみ、4月5月になれば、たらのめ、コシアブラなどを採ってきます。季節の香りを贅沢に、天ぷらなどのお料理で楽しんでください。

京料理は季節を大切にする料理です。春の若竹煮、夏の賀茂茄子の田楽、冬の蕪蒸し・・・
食材を組み合わせてより美味しさを引き出す〝であいもん〟は、その代表的なもの。
伝統を守り、季節、産地、生産者も選び抜き、ほんまもんの美味しさをご提供します。

愛宕名水の井戸水とお出汁

お店をオープンする時にこだわったのは井戸水。地下60メートルまで井戸を掘り、湧き出る愛宕名水を使っています。煮物に使ってもお茶を入れても、まろやかな美味しさに仕上がります。水が命の豆腐店ではなく、当店のような料理屋で井戸を掘り、使っているところはあまり聞いたことはありません。自慢の名水です。

この水を使って毎朝出汁をひきます。出汁取り八年と言われるほど、お出汁は京料理の命です。
上品かつ奥深い味と香り。日本人で良かったと思える瞬間です。五臓六腑が喜ぶ煮炊きものをぜひ味わってみてください。

嵯峨豆腐といえば〝森嘉〟。なめらかで、毎日食べても食べ飽きない美味しさ。おすすめは揚げ出し豆腐。やわらかすぎて揚げるのが難しいんです。

ごあいさつ

嵯峨嵐山に生まれ、美しい自然の中で幼少期を過ごしました。
川や池で釣り三昧。魚の生態を研究して手づかみで魚をとれるほどにもなりました。
何事も極めるまで追求する性格はこの頃から。

中学、高校では、体操部のエースとして活躍しましたが、大学の時の大怪我で断念。
料理人になるという新たな夢のため、京都に戻り料理道を邁進しました。
寿司、京料理、割烹と8年の厳しい修行のかたわら、釣りの腕も磨き、川、海の天然の魚の研究にも没頭しました。

菜の介は、私の長年の〝こだわり〟が、これでもかと詰まったお店です。
経験に裏付けられた知識と技術、ありあまる探究心で、
皆様を笑顔に、時には驚きを生むような料理をご提供したいと思っております。

夫婦ふたり、肩肘張らず、心ゆくまで美味しいお料理を楽しんでいただけるよう、
おもてなしの心でお待ちいたしております。

店主 濱口 正樹